プチ不調にはショウガの出番!?ショウガ生活のススメ

こんにちは。
野菜・発酵食大好きshachiです。
暖かかったり、冷えたり、最近は気温差が大きくなっているような気がしますね。
寒暖の差は知らず知らずのうちに身体に負担をかけているそうですよ。
季節の変わり目は不調が出やすいのは、寒暖差による自律神経の乱れによるものとも言われています。
そんな時におススメの食材といえば、ずばり「ショウガ」!
今回はデザイナーフードピラミッドでも、上位にあるショウガの効能をお伝えしようと思います。

ショウガとは?

ショウガは熱帯原産の植物で、世界中で栽培され食べられています。
一般的に食用になるのは地下にできる「塊茎」といわれる部分です。

熱帯原産で寒さに弱いため、比較的暖かい地域が栽培に適しています。
日本では高知、千葉などがおもな産地ですね。

日本では、秋までに収穫されたものが貯蔵されているので、年中流通しています。
価格も安定しているので、手軽に手に入る野菜ですね。

ショウガの成分て何?どんな効能が期待できる?

ショウガの成分で主なものは、
ジンゲロール・ジンゲロン・ショウガオールです。

3つともショウガ特有の辛みの成分ですが、
ジンゲロン・ショウガオールはショウガを加熱したり、乾燥させたりすることで現れる成分です。

ジンゲロールは生のショウガに含まれる成分で、強い殺菌作用を持っています。
代表的なのは、お寿司に添えられる「ガリ」ですね。
薬味として使われるおろしショウガは、ジンゲロールの働きを期待したものだと言えます。
殺菌効果を利用したショウガうがいも風邪の予防に役に立ちそうですね。

続いて、ジンゲロン、ショウガオールにはどんな効能が期待できるでしょうか。
実はこちらは、ショウガを加熱したときに現れる成分で、ジンゲロールが変化したものです。
どちら強い辛みを持ちます。
ジンゲロンは発汗作用、ジンゲロールは血行を良くしてくれます。

ショウガを加熱して食べると、体が温まるのはこの成分の働きによるものです。
冷え性を予防、改善したい場合は、ぜひ、ショウガを加熱して召し上がることをおススメします!

ショウガのパワーをさらに引き出す蒸しショウガとは?

ショウガを加熱して食べると、身体を温め、冷えの予防になることをお伝えしましたが、
加熱方法の中でも、特に効能が期待できるのが、ショウガを蒸して乾燥させる方法です。
こちらは漢方の生薬として使われているものに近く、ショウガのチカラがかなりパワーアップされるようです。

【作り方】

  1. ショウガを皮付きのままよく洗い1~2mmにスライスする。(繊維に沿って切るとよい)
  2. 鍋や蒸し器に重ならないように並べ、30分蒸す。
  3. ざるに広げて天日(約一日)、室内(約一週間)干す。

※乾燥させたものをミキサーやミルなどで粉末にして、お好みのものにかけて摂ると使いやすい。
一日の摂取目安は2~3gだそうなので、摂りすぎ注意。
刺激が強いので、胃腸を痛める可能性があるため。

ショウガのおススメの使い方は?

毎日摂るためには、手軽なのが良いですよね。
手軽さでいえば、お茶に加えるジンジャーティーなどがおススメです。
先ほどの蒸しショウガがあれば、熱いお茶に加えてどうぞ。
スライスしたショウガを紅茶、ミルクで煮出し、チャイ風にしても美味しく召し上がれると思います。
⇒ジンジャーティーに!ショウガを手軽に摂るにはジンジャーシロップがおススメ。

冬は鍋物や、汁物にショウガをプラスすれば身体の芯から温まるメニューになりますね。
こちらのポイントは汁ごと食べられるところですね。
酒粕と合わせても効果が期待できそうです。

また、ショウガには、健胃、整腸、吐き気止めなどの作用も期待できるので、
食欲のない時にもおすすめです。

まとめ

ショウガは、ありふれた存在でありながら、ものすごいパワーを秘めた野菜だということを改めて認識しました。
冷え性の私はもっと意識的に摂っても良さそうです。

ちなみに冷えに効くショウガですが、ショウガ自体は寒さに弱いので、冷蔵庫の野菜室に入れるときは新聞紙に包んで冷えすぎないようにしてあげるとよいそうですよ♪

文:浅沼 佐知子