夏こそお酢を。お酢は古来からの調味料

こんにちは。
野菜・発酵食大好きshachiです。
気温が高く湿度も高い季節。みなさん夏バテしていませんか。
暑い季節は食欲も落ち気味。かといって冷たいものばかり摂りすぎると体調もすぐれない。
そんな時は、お酢のチカラを借りてみては?
今回は、世界で古くから愛用される調味料「酢」についてお伝えしようと思います。

お酢はいつから存在する?

お酢の起源は古く、なんと紀元前5000年頃。古代バビロニアの時代に干しブドウやナツメヤシからお酢を作っていた記録があるそうです。日本へは4~5世紀ごろ、中国から伝わったと言われています。

ところでお酢はどうやってできるの?

お酢を作るためには、まずお酒を醸造しなければなりません。
でも酢にはアルコールは含まれていませんよね。
そうです。お酢を作る酢酸菌の食べ物はなんとアルコール。酢酸菌はお酒の中のアルコールを酢に変える働きを持つ菌なのです。ワインや日本酒位のアルコール度数を持つお酒に酢酸菌を加えると酢酸菌が膜をはり、その菌膜が酸っぱさのもとになる酢酸を作り出すことでお酢ができるのです。

お酢にはどんな働きがある?

疲労回復
酢に含まれる酢酸やクエン酸などの有機酸は、他の食べ物の有機酸と結合して体内で体を動かすエネルギーを作り出します。そのため、お酢は疲労回復に良いと言われています。

血糖値の上昇を緩やかにする
酢には胃に入っている食物の滞留時間を長くさせ、消化吸収を遅らせるために、血糖値の急激な上昇を抑えることができると言われています。

胃腸の働きをよくする
夏バテ気味で食欲が出ないときにもお酢がおすすめです。お酢が胃腸を適度に刺激するため、食欲UPに役立ちます。

そのほか、運動時の代謝を上げて、中性脂肪をつきにくくするなどの働きが期待されます。

お酢の効果的な摂り方とは?

お酢は、身体に良い作用が期待されますが、摂りすぎは禁物。食酢なら1日15ml程度の摂取が適量です。食事と一緒に摂ると血糖値の上昇が抑えられる効果が期待出来て良いでしょう。クエン酸はそのままではエネルギーに変えられませんので、ハチミツなどの糖質と一緒に摂るのもおススメです。いろいろなフルーツを醸造したフルーツ酢でも効能は同じだと考えられますので、お好きなお酢を探してみるのも楽しいかも知れませんね。
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