免疫力UPに菜花はいかが

こんにちは。
野菜、発酵食大好きshachiです。
春めいてきましたが、季節の変わり目はなんとなく調子がよくないという方もいらっしゃるのでは?

「春の皿には苦みを盛れ」といわれますが、これは苦みのある野菜が冬の間に身体に溜まった老廃物をデトックスする働きがあるため。苦みのある野菜は冬の身体から春の身体へとシフトチェンジするのに役立つといわれています。

野菜の苦みはポリフェノールや抗酸化物質などによるもので、特にアブラナ科の野菜に含まれる「イソチオシアネート」は、発がん抑制効果が期待されることで注目されています。
アブラナ科の野菜の代表的なものには、キャベツ、ダイコン、ブロッコリーなどがありますが、春におススメしたいのが「菜花」です。
菜花は、アブラナ科の中でもほろ苦さが自慢の野菜でビタミン、ミネラルも豊富。女性にうれしい成分「鉄」や「葉酸」も含んでいます。ビタミンCの含有量が多いため、身体の免疫力を高めてくれます。

菜花をゆでるときは、茎の部分と、葉の部分を別々にゆでるのがコツ。これは、茎が固いのでゆで時間が違うため。さらに、グラグラと沸騰したお湯ではなく、80℃ぐらいの温度でゆでるとよいそうです。こうすることで、野菜が持つ酵素の働きを活かすことができます。

茹でた菜花は、定番の辛しあえ、ごまあえ、おひたしはもちろん、パスタやグラタンなどにもよく合います。苦みは油と合わせるとマイルドになるので、気になる方は油を使ったメニューにすると食べやすいかも知れませんよ。

春にはぜひ、メニューに菜花を取り入れて季節の変わり目を元気にお過ごしくださいね。

文:浅沼 佐知子